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手良
もうひとつの石工のふるさと


写真/蟹沢の八十八観音
 
 

蟹沢の八十八観音

八十八観音は、お遍路さんの巡礼知られる西国八十八箇所霊場の御本尊を一カ所にまとめて祀ったもの。蟹沢の八十八観音は、江戸時代にこの地に安置されたものを地元蟹沢地区が近年整備し直した。不明だった二体がその時に戻ってきたという。衆生の病苦を救うとされる薬師如来が数多く見られ、薬壷を持った慈悲深いお顔の薬師さまや観音さまがずらりと並ぶ。

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手良地区には、農村の古いたたずまいが多く残り「石仏のある風景」が今も大切にされているところです。
野口の「蟹沢の八十八観音」や「百体庚申」周辺は、徒歩で散策したいところです。

また、八ツ手の宗明寺跡には、向山重左衛門の延命地蔵、花々が刻まれた美しい宝篋印塔があります。


冬の百体庚申


団子鼻の表情も微笑ましい薬師如来
 

写真上/宗明寺跡(手良八ツ手)
写真右/宝篋印塔(供養年月日 元文2年)
写真左/向山重左衛門の延命地蔵