東春近
農村のたたずまいに野の仏が点在する
写真/護国禅寺本堂(中殿島)
東春近は天竜川の東側に広がる田園地帯で、寺院や庵、墓地などに高遠石工の石仏がたくさん見られます。なかでも、中殿島(なかとのじま)の光久寺、護国禅寺には小笠原政平や下平文左右門、太左右門などの石仏が数多く安置されています。
また、下殿島の古寺裏には石仏群、土蔵の公民館横には双体道祖神(市有形文化財・政平作)、田原の薬師庵には(じゅんてい)観音(市有形文化財・政平作)はじめ石仏群があります。
護国禅寺本堂
護国禅寺や光久寺には地元の石工・小笠原政平や下平文左右門・太左右門などが彫像した石仏が数多く安置されています。