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長谷
南アルプス山ふところ「石工の里」


写真/観世音菩薩(守屋貞治作 文化年代)
 
高遠から三峰川や山室川上流に至る地域は通称「入野谷」と呼ばれ、杖付街道のある「藤沢谷」と並んで、高遠石工が多かったところです。
市野瀬の円通寺には、貞治仏2体が安置されています。

また、細い山道を辿る宇津木薬師堂には、渋谷藤兵衛の西国三十三所観音(線画)が、また平家の落人が住んでいたとされる浦(うら)地区の長久寺にも、西国三十三所観音(二十数体が藤兵衛作)が祀られています。

この像の前に立てば心も静まる


円通寺(市野瀬)



延命地蔵大菩薩(守屋貞治作 文政年代)


二体の貞治仏が安置されている円通寺



宇津木薬師堂


宇津木薬師堂の西国三十三所観音(線画 渋谷藤兵衛作 弘化2年)



三十三観音のひとつ馬頭観音


長久寺(裏)



二十数体ある渋谷藤兵衛の石仏のひとつ


長久寺の西国三十三観音