各地の石仏/伊那市・その他のエリア

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伊那市内各地の石仏
石仏のある風景


 
田園風景や山岳風景が広がる伊那市には、道祖神や馬頭観音、石仏群などが至る所に祀られています。

伊那街道や春日街道、秋葉道、羽広道などの旧街道周辺には、南アルプスと中央アルプスなどを背景に、「石仏のある風景」が残っています。



法音寺の石仏(西春近)

法音寺の参道には、守屋貞治の十一面観音をはじめ有賀鶴蔵の千手観音などが安置されています。また、三門には、小笠原政平作の賽の河原地蔵や子育地蔵尊があります。



法音寺の表参道の石仏(向かって一番右が守屋貞治作の十一面観音 享和元年)


赤木の貞治仏(馬頭観世音)

守屋貞治作の馬頭観世音は、宮田村境の国道153号線沿いの酒井家墓地入口に安置されています。宮田村内の各地に祀られた西国三十三所観音のひとつです。


貞治の馬頭観世音(酒井家墓地 享和3年)


 

羽広道の丁石の起点・坂下の辻

羽広の坂下の辻から羽広の羽広観音仲仙寺を結ぶ羽広道には、一丁(約109m)ごとに丁石が建てられています。馬の観音様としてしられる仲仙寺まで、馬を曵いてお参りした道です。

丁観音


坂下の辻(羽広道の丁石の起点・丁観音が安置される)




旧秋葉街道の白衣観音(長谷中尾)

中尾の旧秋葉街道には、大きな自然石の上に白衣観音が祀られています。三峰川を見下ろす静かなたたずまいの古道です。中尾地区も石造物が多く、下中尾の石造物集合地には、珍しい丸石の道祖神などがあります。


白衣観音(旧秋葉街道の小さな道標あり)